懸命に生きれば何者にでもなれると確信が持てた青春時代。
純粋に目標だけを想い生きることができた。


いつの頃からだろうか。
年を重ね、努力ではどうしようもない現実にさらされ、ずるさを覚え、
諸々のしがらみの中で生きている自分を受け入れたのは。

堀口さんの工房は瀟洒な住宅街の一角になる。
その明るい工房はおしゃれなカフェか美容室かといった面持ちだ。
真っ白な工房の道路面はガラス張りで、堀口さんの素敵な作品が飾られている。


堀口華江さん。倉敷芸術科学大学のガラス研究科大学院卒の26歳。
2004年に現代ガラスの美展IN薩摩 あなたが選ぶ大衆賞第1位に選ばれるなど将来を嘱望されている若き実力者だ。


「子供の頃から物作りには興味がありました。学生時代に北欧に行った時、そこで素敵なガラスのインテリアをみて、もうこれしかないと。」
そう語る堀口さんの透明な瞳に僕は圧倒された。
僕がどこかに置き忘れ、いや、持っていたことさへ忘れていた自分の可能性に対する確信めいたものが、そこにはあったからだ。
そのまじりっけのない真っ直ぐな眼差しは、自分が信じた道の遥か彼方の目標をしっかりと見据えている。


「見て楽しい、使って楽しい作品をこれからも製作していきたい。ガラスでしか表せない透明感、艶っぽさを表現できたらなと思ってます。」


週2回高校で教鞭をとる以外は、工房HANAで創作活動に励む。
自分の吹きガラス作家としての理想像を追い求めながら。



堀口さんがこのプランのために製作してくれた「ももしり酒器セット」。岡山の特産品、桃の形に美を見出して形にした斬新なアイデアの酒器2つセットだ。
観てよし、使ってよしと遊び心たっぷりの器で岡山の薫りを楽しんでください。

■ 堀口 華江さん 連絡先  090-7894-8271

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